交流の集い of agri-net

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「あぐりてぃーんねっと あきたとあおもり 交流の集い」が開催されました

2月3日(木)、青森市のアウガで高校生、中学生、小学生の総勢200名が集まって交流の集いを開催しました。当日は、生物多様性や有機農法の講演をいただいたほか、全員参加でのワークショップもおこないました。

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参加してくれた学校は五所川原農林高校、弘前実業高校、弘前実業高校藤崎校舎、柏木農業高校、名久井農業高校、三本木農業高校、七戸高校、秋田県立大曲農業高校、中学校は弘前大学教育学部附属中学校、小学校は五所川原市立栄小学校の総勢200名でした。

P1020674.jpg まずは「アツモリソウから生物多様性を考える 絶滅危惧種と増殖・保護と地域資源としての利用」と題して岩手県環境保健研究センターの小山田智彰先生から講演をいただきました。
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小山田智彰先生です。先生はこのアツモリソウ研究の第一人者で稀少植物の保護と育成に取り組んで折られる一方で南部一郎というまるでひょうたんかヘチマのようなカボチャを作って地産地消に取り組まれています。実際にカボチャを触らせていただき、子ども達も感心しきりでした。

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次の講演は「有機農業と地産地消が地球を救う」と題して秋田県立大学地域連携・研究推進センター教授の谷口吉光先生に講演していただきました。


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先生は大学教授として活動される一方で地産地消を進める市民団体としての顔もお持ちで、理論だけではなく実践派でいらっしゃいます。大学と地域の連携についても元進めるべきと温かい支援の声をいただきました。あぐりてぃーんの子ども達が疑問に思うこと、悩んでいることなど、地元の大学ともっと連携して解決の道が探っていけるとイイデスネ。

P1020739.jpg 子ども達も積極的に先生に質問をしていました。そうそう、そのかんじでいこう!

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会場のアウガのホールの外では各学校で行っている取り組みに関する展示も行われました。学校オリジナルの味噌もあり、やはり実物を見て触って匂いをかいで、というのは自分の体験に残りますよね。小学生の子ども達も興味津々で見ていました。

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午後からは小学生100名も加わってワークショップを開催しました。「ワールドカフェでつながろう」と題して当センターのアドバイザーの有谷元子がファシリテーションを行いました。今回は総勢200人の大ワークショップということでテレビの取材も入っていました。子ども達は元気に環境クイズに答えたり、中高生のお兄さんお姉さん達と課題を共有してそれぞれの目線での意見を話し合いました。

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今回のように平場で意見を共有し合うことは一見、そこから導き出せる答えは少ないように思えますが、人と人とのつながりは会議のシーンとした場では深まることはなく、こうやって笑ったり、叫んだりしながら、深まっていくものだと思います。


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ワークショップ終了後、小学生達は帰路につきましたが、中高生は引き続き、研究発表を行いました。各学校とも今年度取り組んだ活動を映像を元にわかりやすく説明してくれました。五所川原農林高校(五農発〜地域密着型環境農業〜)、弘前実業高校(今年度の環境活動)、弘前実業高校藤崎校舎(H22交流の集い活動報告)、柏木農業高校(いきものがかり日記)、名久井農業高校(環境負荷の少ない農業技術の開発を目指して〜植物を利用した畑地雑草の抑制について〜)、三本木農業高校(廃棄物から生まれる絆〜バイオ燃料による三農発エコタウン構想)、秋田県立大曲農業高校(農業直販の温暖化防止効果の分析)、七戸高校(地産地消は地球に優しい〜サツマイモ掘り獲り体験を通して〜)


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