秋田県立大曲農業高等学校で体験入学が開催されました!(7/28)
今年のテーマは「環境について考えよう 環境と農業にはどんな関係があるのか」です。
先生から環境との共生についてのお話や生徒さんからの学校活動紹介などが行われました。
日 時 : 平成22年7月28日(金)10:50〜11:40
場 所 : 秋田県立大曲農業高等学校(秋田県大仙市)
【「環境」ってなーに?】というテーマで先生からお話がありました。
「人間の周りには、街があり、さらに山や海、森など自然がある。環境とは、このように人間を取り囲み、相互に関係し合って直接・間接的に影響を与える外界のことであるのです」とのことでした。
みんな真剣に聞いていますね。
在校生からは「地産地消で温暖化を防げ!!」というテーマでお話がありました。
「地球温暖化とは、石油などを化石燃料を燃やすことで二酸化炭素などの温室効果ガスが増えて地球全体の平均気温が上がり始める現象のことです。このまま温暖化が進行すると、異常気象により農作物の収量減少、疫病の蔓延などが懸念されます。」と説明。「日本では、食糧輸入が増加しており輸送距離が長くなることで二酸化炭素の排出量が増加しています。そこで、大曲農業高校では地元で獲れる食べ物を地元で食べる地産地消(地場生産地場消費)を推進して、輸送燃料の削減を図り、地球温暖化防止に努めていきたいです。」と、大曲農業高校産のトマトを試食してもらいながら、説明しました。中学生の心に響いたことでしょう。
おいしいトマト、私も作れるかな〜。
先生から「フードマイレージを計算してみましょう」というテーマでお話がありました。
「フードマイレージは、食べ物が運ばれてきた距離を表し、輸送重量(t)×輸送距離(km)で計算する。」と、説明。中学生たちはコーヒーやとうもろこし、小麦などを海外から輸入すると仮定し、その距離を計算することでフードマイレージが大きくなることで実感しました。
結構、むずかしいぞ。
連携団体の秋田県地球温暖化防止活動推進センターからは「自分たちでできること」を伝えました。
「秋田県の部門別二酸化炭素排出量」と「家庭からの二酸化炭素排出量」と「家庭における機器別消費電力量」についての4択クイズを出題。身近な照明や家電の節電を心がけることが温暖化対策となることを説明し、センターで配布している節電ステッカーを使用することで、節電をすることを呼びかけました。
今回は、この事業が始まって以来、実質的には初めての活動となりましたが、高校生たち3人はしっかりと自分の言葉で中学生たちに地産地消について説明できていたとの印象を受けました。今後は、8月21日(土)の「オーガニックフェスタ」や、9月7日(火)の大曲南中学校での「生ごみから堆肥づくり」の出前講座など、今回と同様に地産地消について高校生たちが発表を行うことを計画しており、県南デスクとしても広く事業を紹介し、より大きな波及効果を得られるよう新たな展開も模索していきたいと思います。
取材担当:NPO法人環境秋田県民フォーラム[秋田県地球温暖化防止活動推進センター]県南デスク 栗林さんより
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