あきた産デーフェア of agri-net

NPO法人青森県環境パートナーシップセンター
農業高校を拠点とした北東北温暖化防止地域ネットワーク形成事業
成21〜23年度地球環境基金補助事業
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9月18日に開催された「あきた産デーフェア」の模様です。

平成22年9月18日(土)10:00~16:00
秋田駅前ぽぽろーど(秋田市)

DSCN4382.JPGお客様の様子

「あきた産デーフェア」は、秋田の地産地消の日「あきた産デー」(毎月第3金・土・日曜日)と地産地消のPRを目的として、「地産地消を進める会」により秋田駅前の「ぽぽろーど」で年に5回開催されています。今回は、特別企画として大曲農業高校による「地球温暖化防止クイズ」が行われました。

シフォンケーキの袋詰めをする鈴木さん(中央)と門脇さん(右).jpgシフォンケーキの袋詰めをする鈴木さん(中央)と門脇さん(右)

<クイズとアンケート>
大曲農業高校生徒さんの発表を聞いて、地産地消についてのクイズとアンケートに答えてもらい、午前・午後それぞれ回答者の先着70名に、横手市産りんご、男鹿市産ぶどう、大潟村産シフォンケーキのいずれかをプレゼントしました。

会場の様子.jpg会場の様子

<発表内容>
「地産地消で地球温暖化を防げ!!」(担当:吉川君・永瀬君)
「地球温暖化とは、石油など化石燃料を燃やすことで二酸化炭素などの温室効果ガスが増えて地球全体の平均気温が上がり始める現象のことである。」と、ビニールハウスを例に挙げて説明しました。
そして、「地球温暖化を防ぐために、大曲農業高校では地元で獲れる食べ物を地元で食べる地産地消(地場生産地場消費)を推進し、輸送燃料の削減を図ることで、二酸化炭素の排出量の抑制に努めていきたい。」と、トマト1個当たりの二酸化炭素排出量(秋田市産0g、フロリダ産156g)を例に挙げて説明しました。

説明をする吉川君.jpg説明をする吉川君

説明をする永瀬君.jpg説明をする永瀬君

今回で3回目の活動となる3年生は、「幅広い年齢層を対象にした発表だったので、伝えることのむずかしさを感じた。だれでも理解できるような発表になるように言葉遣いを修正したい。」と、今後の活動に向けての課題を話していました。
また、今回から新たに参加した1年生は、「面識のない人に自分から話しかけることは普段なかったので上手くできなかった。今度は積極的に話しかけられるようになりたい。」と話し、今回の活動が貴重な経験となったことがうかがえました。

発表の様子.jpg発表の様子

一方、発表を聞いていた参加者の中には、「秋田県で地産地消を推進するならば、有機肥料を生産する工場を作ることも必要ではないのか。そうすれば、農業振興だけでなく、地域経済の活性化にもつながる。」と話す方もおり、地産地消を推進するには、効率的な農業をするための環境作りも重要ではないかと感じました。
さらに、それを地球温暖化防止につなげるためには、輸送距離だけではなく、様々なLCAを考慮することが必要なので、今後のこの事業の方向性についてじっくりと模索していきたいです。
(取材:秋田県地球温暖化防止活動推進センター 県南デスク 栗林弘昌さん)

大潟村産シフォンケーキ.jpg大潟村産シフォンケーキ
横手市産りんご.jpg横手市産りんご
男鹿市産ぶどう.jpg男鹿市産ぶどう

それぞれの写真をクリックすると大きくなりますのでぜひご覧下さい。