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NPO法人川内ラブ栄寿国

団体名 NPO法人川内ラブ栄寿国
設立年 平成24年7月13日
代表者 飛内 賢司
所在地 〒039-5204
    むつ市川内町蛎崎合野17-4
電 話 090-9434-7570(飛内)
    090-2600-3408(橋)
FAX 
E-mail smiling@work.odn.ne.jp
URL http://illbeabovethesky.wix.com/kawauchilove
活動分野 自然、エネルギー

今年度の活動内容

 下北地方に唯一残る「蛎崎木炭工房」が老朽化で昨年壊れ、30年に1度の再生にあたり資金がなくクラウドファンディングREADYFOR (https//readyfor.jp/projects/8046)を立ち上げました。資金援助にあたり県・市・商工関係等を招き、炭焼小屋前でバーベキューを行いました。木炭火力と味を試してもらい、川内特産のホタテ焼きは特に好評でした。山や森、林を健全に保つため間伐材や倒木で木炭を製造する事は、他の化石燃料と違い再生可能な木材を原料としていることから今改めて評価されています。当団体は、木炭や木酢液(木材の防腐や防虫、防カビ防湿に効果あり)の製造および活用方法の開発を行い、現在、川内町ではアスパラガスの栽培に木炭・木酢液を使用、成功しているところがあります。8月からは1ヶ月かけて炭焼窯の再生にかかり、地元を知り活性化する「グローバルマインド育成プロジェクト」の一環として、むつ市大湊高校川内校舎1学年13名にボランティア参加していただきました。さらに、高齢者サロン「NPOいきいき半島下北」のメンバー他、沢山のボランティアにも協力をいただきました。9月11日には「火入れ式」を開催、漁協組合長から「冬の漁には木炭が不可欠、再び地元の木炭で暖を取れるのは有難い。他の炭の火力とは持ちが違う」と喜ばれました。川内高校の生徒達は、脇野沢特産の焼干しに蛎崎の炭が最高と聞き、窯の再生に協力できたことに感動した様子でした。また、焼干しのシール作りに挑み、使用されることが決定しました。少しは地域の活性化に協力できたのではと思っています。

今後の展望・団体PR

 下北唯一の「蛎崎木炭工房」の木炭窯の30年に一度の再生が終了したので、新しい窯を20年30年と大切に使い続け木炭窯を通じ地域活性化に繋げていきたい。今年度実施した「クラウドファンディングREADYROR」プロジェクトを継続していく。むつ市の広報等、宣伝方法を考え見学者にたくさん来ていただき、見るだけではなく松などの木の実を焼いてもらい「木炭」「木酢液」の販売に力を入れていく。木炭を使用したバーベキューは炭の火力を確認でき川内特産のホタテを味わってもらいたい。

メッセージ

 本州最北の地、北前船も帰港した山と海に囲まれた北の大地より古代原生林の間伐材ナラの木が私たち手で木炭として甦りました。気候変動や大自然での環境変化にも耐えたラナ材であることから物語が始まります。山でのブナ、ナラの広葉樹林が生み出す養分が小川になり本流となりやがて陸奥湾に注がれます。その養分が海の魚介類を育てます。私達は自然環境を守るために木炭窯再生事業を始めました。山と海の恵みによってホタテが青森の名産となっています。山の再生事業は地域を活性化し下北にも炭を焼いているところがあるのだということをPRしていきます。地球温暖化防止事業は下北ジオパーク活動にもつながっていきます。
間伐作業 窯に入れ込み作業
木酢液 木炭製品