青森県環境活動団体ハンドブック

平成25年度版

※ご希望の方にはお送りしますのでご連絡ください。ただし、数に限りがございます。

特定非営利活動法人

おおせっからんど

設立日:平成15年8月11日

自然

概要

代表者:古川 博
〒039-2241 八戸市市川町桔梗野上19-137 麦沢方
電 話: 0178-28-6031
F A X : 0178-28-6031
E-mail : jimukyoku@oosekka.com
U R L : http://www.oosekka.com

設立目的

 オオセッカを中心とした野生生物全般の生息環境(生態系)の保全を図り、生物多様性を維持すると同時に、地域住民と環境との共生に関する事業を行い、環境問題の解決と持続可能な社会の形成に寄与することを目的としています。

活動内容

1. 社会教育の推進を図る活動

2. まちづくりの推進を図る活動

3. 環境の保全を図る活動

 私たちはラムサール条約の理念に基づき、湿地の賢明な利用をする活動をしています。地域の人々の生活や産業とのバランスを図り、湿地の生態系を維持しつつそこから得られる恵みを持続的にするために、多くの市民に仏沼の自然の美しさや素晴らしさを体験していただく自然観察会や環境学習を開催しています。また、繊細な仏沼の湿地環境保全に必要な科学的データを得るために調査・研究活動を実行し、記録を年報として残しています。生物多様性保全の考え方を普及啓発する活動を続けています。


 

観察会の様子

 環境省指定の絶滅危惧種である野鳥オオセッカは、日本固有種で約2500羽が生息しています。仏沼ではその約半数が繁殖していることがわかっています。すなわち、この仏沼はオオセッカが後世に生き延びるための命のゆりかごです。この場所が消失すると絶滅するのです。仏沼の湿地環境には多くの希少な動植物が生息し、生態系を形成しています。爽やかな青い空の下、広大なヨシ原に小鳥たちのさえずりがひろがる、初夏の仏沼に来てみてください。

オオセッカ