水道水の一生見学ツアーを開催しました(10/1)
日時 平成28年10月1日(土)9:00〜14:30
場所 堤川浄水場、萱野高原、諏訪神社、八重田浄化センター
参加者 一般市民9名
プログラム 堤川浄水場見学
萱野高原で昼食
諏訪神社見学
八重田浄化センター見学
このツアーは、水が湧き出てから人が使い、排水が海に流れ出るまでの「水道水の一生」をイメージして企画されました。
青森市内には、横内浄水場と堤川浄水場という2つの浄水場がありますが、横内浄水場は現在工事中で見学が出来ないということもあり、今回は堤川浄水場を見学しました。
浄水場では、まずエントランスで、青森市の水道の歴史や市民の水道水使用量についてなど、ジオラマや模型を使って説明を受けました。その後、映像と薬品による浄化実験で、浄水の仕組みや浄水場の役割を学びました。場内では、映像と実験で見た処理で、実際に水が浄化されていく様子を見学。一周して戻ってきたエントランスには、浄化されたばかりの水が飲めるウォータークーラーがあり、参加者は時間をかけて浄化された水の大切さを感じながら、味わって飲んでいました。

青森市の水道について説明

薬品の浄水実験

浄水施設の見学

浄化された水の味は?
浄水場見学の後は、水の流れを遡って、水源の山である八甲田連峰の麓に広がる萱野高原で昼食休憩。休憩後は、八重田浄化センターの前にちょっと寄り道をして、諏訪神社を訪れました。諏訪神社には、古来より神社の祭日にイルカが群れをなして堤川をのぼり参詣するという「イルカの諏訪まいり伝説」があります。現在は、手水鉢にイルカがデザインされており、参加者もそこでお清めをし、お参りをしました。

イルカの手水鉢

イルカの諏訪まいり伝説
八重田浄化センターでは、パネルと映像で、浄化センターの役割と浄化の仕組みを学んだ後、施設見学をしました。参加者は、屋外に広がる沈殿池や反応タンクで、溜められた水が微生物の働きなどで段階ごとにきれいになっていく様子を見て感動していました。また、処理水を活用して雪を溶かす積雪・融雪処理槽や、浄化の過程で出た汚泥を処理する際に発生する消化ガスを活用した消化ガス発電の設備も見学しました。
最後に、八重田浄化センター付近の地下に実際に埋まっているという巨大な下水管の中で記念撮影をしました。

浄化センターについて映像で学ぶ

最初沈殿池を見学

大きな下水管の中で記念撮影
参加者は、プログラムを通して、水やその周辺環境の大切さについて再認識していました。